松島観光しめくくりは、松島海岸の東に浮かぶ福浦島。
島全体が県立の自然植物公園に指定されていて、入島には大人200円ほどの入場料が必要です。橋を渡る手前の施設内にチケット売り場があるので、そちらでチケットを買ってから橋を渡るシステムになってます。
私たちもチケットを買って、色んな所から見えた赤い橋を渡ってきました。
外から見ても相当な長さでしたが、福浦橋は全長252メートル。近くから見ても相当長いです。
橋の上からは
五大堂と、その奥には
瑞巌寺の杜が見えます。
橋を渡りきると、ひなびた砂浜。
カキの養殖とかしてるから、この小船も現役なのかな?それはそうと、島の入口に「タヌキに注意!」の張り紙がありました。「へー、タヌキいるんだー」「でもそうそう見られないよねぇ」とか話ながら島に入ると、すぐに人だかり発見。
…いました。私もそうだけど、皆さん写真撮りまくり。このおじさんなんて、高そうなカメラでずっと撮ってました。落ち着いて撮りたいらしく、ビニールしゃわしゃわさせてエサをあげると見せかけて、人のいない方におびき寄せるという念の入れよう。皆で仲良く撮ろうよー。
またタヌキが逃げないんだなーこれが。
先に進んでいくと、弁天堂に着きました。
このあたりも展望スポットです。
松島湾に浮かぶ島々にはそれぞれちゃんとした名前が付けられているのですが、何しろ数が多すぎて確認が大変。個々の名前の確認は既に諦めました…。
島の周囲は遊歩道になっており、1周大体30分くらい。いい散歩コースです。材質がわかりませんが、地面がふかふかで足の負担も少ないです。
そんなふかふか道を歩いて、展望台に到着。
松島には、松島湾に浮かぶ260余島の島々を一望できる「四大観」という名所が設定されています。その内の1つ、扇谷(おうぎだに)。山頂からは松島湾の入り江が扇のように浮かんで見えるそうで、別名「幽観」。
東西南北に1箇所ずつあるのでそれぞれが離れてはいるんですが、松島四大観めぐりも面白そう。あと、是非これは見ておきたい千貫島(せんがんじま)。周囲あるのはカキの養殖場かな?島は多分コレで合ってるとは思うんですが…。
政宗公に「城に運んだ者には銭千貫を取らす」とまで言わしめたという、1本松がトレードマークのカワイイ小島です。まだ松島湾に残っている所を見ると成功した人はいないようですが、チャレンジした人いるんでしょーか?気になります。
二股の大きな杉の木を横目に分かれ道まで戻って来て、先に進みます。
島の中央部分は、多目的広場になっています。
すぐ先が砂浜になってました。
少し休んでから、再び橋の近くへ戻る私たち。入らなかったけど、途中でお店も営業してました。
甘酒にちょっと引かれたけど、先を急ぐことに。さっきのタヌキゾーンに戻って来たら、また人だかりがあって、その先には…。
おまえ、まだいたの。そんで、やっぱり次々と写真撮られてました。
こいつ、絶対観光局から雇われてるに違いない…。
人がきれたところで、音をカチャカチャ立ててタヌキをおびき寄せるHさん。
エサを期待してウキウキ近づいてくるタヌキ。
Hさんが何もくれないので、傷ついて去るタヌキ。
「いいんだ、よくあるから…。」
そんなこんなで再び橋に戻って来ました。
砂浜で遊ぶ家族連れなんかもいました。ちょっとしたプライベート・ビーチ感覚?
200円でタヌキにも会えたし、結構楽しめましたよ。
島を出た私たちは、仙石線の松島海岸駅へ向かいました。駅前ではカキも食べられます。お昼に散々食べちらかしたから、そのままホームへ。
帰りの電車は
マンガッタンライナーでした。
石巻にある石ノ森章太郎さんの美術館を記念した電車だそうです。初めて見たのでびっくりしました。
両サイドにも、仮面ライダーやらゴレンジャーやらが描かれていてかわいかったです。