薬師寺の次は、
唐招提寺へ向かいます。唐招提寺は、與樂門を出て道なりにまっすぐ進んだ所にあります。
この「歴史の道」を歩いていると、再び雪が降り出して来ました。雪やどりがてら、道沿いにあったお店に入って早めの昼食を取ることに。
寒かったので、カレーうどんに七味をたっぷりかけて食べました。
うどんを食べ終わった辺りで、ありがたいことに雪が止んだ様子。傘を仕舞ってお寺へ向かいました。
ちっちゃいけど、南大門。ここで拝観料を払って中に入ります。
お客さんもちらほらいました。
拝観券のデザインは、正面の金堂。
で、本物はこちらなんですが、実は現在修理中です。阪神淡路の大震災があってから、近畿地方の神社仏閣は修理中が増えましたね。2000年から始まった平成の大修理もいよいよ今年の秋に終了予定。現在はフェンスで囲われていますが、秋以降は近くで見ることが出来そうです。
左手に回ると、更に左側には戒壇があります。
右手には鐘楼があり、講堂を挟んで舎利殿が見えました。
屋根にはうっすら雪が積もってます。
キレイはキレイなんだけどさ、もうこれで止んでくれないかな…。
杉苔はキラキラして良かったです。
講堂の裏手に回って反対側へ。
旧開山堂と細長ーい礼堂東室(らいどうひがしむろ)の間を抜けると、校倉造りの宝蔵と経蔵があります。
小学生の頃かなんか、遠足で来たような気がする。ここ、なんか記憶ある。更に奥にある新宝蔵に向かう前にHさんがトイレに行きたいと言うので、休憩所の方へ移動。
ちょっと雪も降り出して来たので、御朱印を頂きがてら中で待つことにしました。中はすごくいい匂いがしてました。お店にいた方が焚いているお香について他の方に説明されているのを聞いて興味が出ちゃって、お香を焚く習慣なんてないのに思わず購入してしまいました…。天平香っていう棒タイプのお香です。勿論、ここでしか買うことが出来ません。
中国揚州と、日本では皇居と唐招提寺にしかない瓊花(けいか)っていうお花の香りで、すごく上品な香りです。咲いている所も見てみたいなあ。
戻ってきたHさんと一緒に、新宝蔵へ。
拝観料とは別に、1人100円払って入館しました。
内部は狭いながらも、重文19個に国宝の鴟尾(しび)を加えて20点の文化財が展示されていました。鴟尾っていうのは、屋根の上のこの部分です。
「鴟」って漢字はあまり見かけないので、何の鳥なんだろうと思い、受付の方に尋ねてみました。そしたらその方がすごく詳しくて、資料まで出して説明して下さいました!天平のこの時期にだけの形式だそうで、伝説上の生き物の尾のようです。新宝蔵に飾ってあったのが、天平時代の唯一残っているオリジナル鴟尾なんだそうです。それにしても、色々お勉強されてるのでビックリ。感服いたしました。
金堂修理の終了前にして既に鳥のフンかかってるのが気になる所です。