本日は、実に20年ぶり(!)にこちらに住んでいた頃のお友達に会って来ました。待ち合わせは1時だったので、少し前に家を出て、友達の家のすぐ近くにある
宝鏡寺に寄って来ました。先日の大覚寺同様、代々の住職を皇族が歴任した門跡寺院。人形供養で有名なだけあって珍しい尼門跡寺で、「百々御所(どどごしょ)」という別称もあります。
そして、11月いっぱいは秋の人形展『御所の女性たち-源氏物語千年紀によせて-』が行われています。
今年の京都はどこへ行っても源氏物語だのう。
入口は、門をくぐってすぐ正面のこちら。
拝観料600円+御朱印代300円を払って御朱印帳を預けてから建物内部へ。こういう所は基本的に写真撮影禁止なんですが、1か所だけ撮影ポイントがありました。モデルは皇女和宮だそうです。
ここより先は撮影一切禁止区域なので写真はありませんが、一時こちらにお住いだったこともあり、下賜された和宮の遺品などが展示してありました。
御所人形とか、ちょっとコワい顔立ちの京人形なんかがずらっと並んでいて、ちょっとタイムスリップしたような感じです。襖絵も素敵でした。そして、思ったより中が広くてびっくりしました。また、受付とその横の部屋にはお土産やお人形が販売されています。
人形と言ってもそんなものすごく高級路線のものとかではなく、時期的に来年の干支の丑のものも多かったです。
紅葉の始まりつつある木々に囲まれた人形塚。こちらにもしっかりと魔除けの橘と桜が植わっています。
石碑に彫られたお人形の台座には、武者小路実篤の句が添えられていました。
古い人形が多いだけではなく、こちらは人形供養で有名なお寺。奥にある社務所にて納めることが出来ます。供養の場合は、ちゃんとお寺の方に頼みましょうね!
お天気もよかったので、人形塚の横には和傘が並べられていました。
足元の紙によると、天日干し中なようです。
お寺の正面に和傘専門店があったので、そちらがやってるのかな?
お寺は、堀川寺の内の交差点を東に入ってすぐの所にあります。
堀川通のポプラとイチョウの並木が紅葉しつつあって、イチョウはまだこれからですが、今はポプラが綺麗です。
秋の人形展は今月いっぱい開催しているので、堀川通の並木と一緒にどうぞ。
10月14日の人形供養は東京にいて見に行けなかったけど、秋の人形展には訪れることが出来て良かったです。