御府内めぐりで、世田谷区に唯一あるのが
烏山寺町にある多聞院。
もう見えてますが、正面が本堂です。
奥に見えている寺務所に声をかけて御朱印をいただきます。
境内には色々変わったものもありました。入ってすぐの左手に、ひっそりとあった遊具たち。特に幼稚園があるわけでもないから、個人用かな?
霊場を示す石碑は、塀沿いにひっそりと。
烏山寺町は、関東大震災や戦争などで被害を受けた東京の東の方のお寺がごっそり引っ越して来て形成された町なので、配置までそうそう気を遣わなかったのかもしれませんな。ちなみに多聞院さんは、新宿駅の近くにあったそうですが。
こちらの見所1つ目は、本堂右手にある涅槃像のレリーフです。
こちらは『天竺渡来石彫涅槃図』と言って、奈良の壺坂寺からの寄贈だそうですよ。インドで造られたようで、非常にインドっぽいです(そのままかい)。詳しくは石碑の隣に説明文があるので、そちらをどうぞ。
2つ目は、その隣にある仏足石。Hさんが先に見てました。
確かにお釈迦様は偏平足で有名だけど、デザイン化しすぎで良くわかんないや。多分上の丸い部分がかかとで、下が指部分なんだと思うんだけど…。
お釈迦様の足の裏ってファンシーな柄してますね。
境内には味のある石仏も数点あります。
統一感はあまり感じられませんが、表情がいいねぇ。
私もこんな狛に乗ってスーパーに買い物とか行きたい。
変わったものも見ることが出来たし、静かでなかなか良かったです。手前にあったこの言葉もいいこと書いてありますよ。
お寺に貼ってあるこういう一文て、自分を振り返るきっかけになっていいですよね。浮付いた心を戒められるというか。
恐ろしいのはお化けよりも生きてる人間、更に怖いのが自分の気持ちの中の鬼ってね。
出来れば、心穏やかに日々過ごしたいもんです。
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山号 : 金剛山
名称 : 悲願寺 多聞院
宗派 : 真言宗豊山派
本尊 : 地蔵菩薩
住所 : 東京都世田谷区北烏山4-12-1