両国エリア、最後は
東京都江戸東京博物館。
まだ午後1時を回ったばっかりだったんですが、
芭蕉記念館を出た時点でさすがに疲れを感じ始める私たち。地下鉄1駅分なので普段なら歩く距離ですが、この日は1日乗車券もあることなので、大江戸線に乗って森下から両国まで電車で移動しました。
上に上ると、博物館はすぐそこ。その辺の写真を撮って終わったら、Hさんが見当たりません。
ありゃりゃ?どこ行ったんだろう?と探してたら、塀の影から怪しい視線…。
あっ、こんなところに!どうも狙ってたらしいです。そんな嬉しそうなHさんはともかく、その角を曲がって入口に向かいます。途中、脇を通る清澄通りを挟んで、なんと開花中の桜を発見。
十月桜だと思うんですが、この時期に咲く桜は初めて見ました。10月下旬から1月上旬くらいまで咲く品種なんだけど、12月に桜って、なんか不思議~。温暖化の影響かと思っちゃった。
ひとしきり桜を見てから博物館へ入館。
この時やっていた企画展は葛飾北斎。かなり見たかったんですが、両方見ると見学に相当な時間がかかるようだし、今回の
ぐるっとパスは回ることに意味があるので、常設展のみ見学することにしました。もはや気分はオリンピック選手。
常設展入口は6階にあるので、エレベーターに乗って6階へ。
入場券を自動改札に入れるタイプ。結構増えましたね、このタイプ。中に入ると、テレビで見たことある日本橋が。
日本橋の上から下を見ると、5階の中央にある中村座前で何か踊りのイベントやってました。
上からしばらく見学してから6階の展示を見学。私好みの大規模なミニチュア模型が展示されてます。
江戸博では、常設展の写真撮影OKで、展示毎にフラッシュの可否が表示してあるのでとても親切。
6階は少し狭めなのですぐ見て終わって、エスカレーターで5階へ移動。まずは第2企画展示室で開催されていた『川上不白と江戸千家展』を鑑賞。
企画展ではありますが、こちらは常設展扱いで、追加料金なしです。ぐるっと鑑賞してから常設展に戻る私たち。
5階の展示は中央広場を境に左と右で江戸ゾーンと東京ゾーンに分かれています。私たちは江戸ゾーンから見ることにしました。こちらも模型もりだくさん。
いやー、よく出来てます。模型も素晴らしいですが、その他展示も充実。
左側の写真、
赤坂日枝神社のお祭りでも見た江戸型山車ですね。
神田祭の模型にもありました。
祭りと並ぶ江戸市民の娯楽の1つ、歌舞伎。
浮世絵屋さんなんかも良かったなぁ。
商売も盛んだし、文化も充実。見所満載です。
続いて反対側に移動、東京ゾーンを見学。文明開化から戦中、戦後まで網羅してました。写真は、関東大震災で大破て取り壊しの憂目に遭った浅草凌雲閣と、風船爆弾。
映画館も時代を感じさせます。
東京ゾーンは体験型の展示も多かったです。Hさんは自転車がお気に入りだったようで、気付くと乗って遊んでました。1台目。
2台目。
3台目。
基本リアクション薄い人なので分かりづらいんですが、3台も乗ってるし、どうやら楽しいようです。ちなみにHさんが手に持ってるのは、
現代美術館で貰ってきたパンフレット。
江戸博、思ったよりずっと広くて楽しかったです。ミュージアムショップではお約束のご当地キティも何種類か売ってました。歌舞伎キティとか、両国ってことで横綱キティとか。
1時間超の見学でこの日のぐるっと全終了。いやーくたびれた。
エスカレーターを降りると正面は両国国技館。
お相撲も1度くらい生で見てみたいなぁ。
江戸時代は、リサイクルシステムも確立した完全な循環社会だったようだし、日本の一番いい時期だったのかもしれませんね。