経堂で用事を済ませて、今日は新宿に行って来ました。いつも1時間くらい待てと言われるのでその間に行って来ようと思い、
ぐるっとパスを持って家を出たのに、何故か今回は15分くらいで済んじゃって拍子抜け。でも、当初の予定通り新宿へ向かう私。
東郷青児美術館で『ベルト・モリゾ展』を見て来ました。
前回は、何年前か忘れたけど『ウィーン世紀末展』で来たなぁ。クリムトとエゴン・シーレのやつ。それはさておき、今日はなんでお金払ってまで来たかというと、今年初めに
東京都美術館で見たベルト・モリゾの肖像が印象深かったからなんですねー。モリゾ展は25日までなので、慌てて行って来た次第です。
新宿駅西口を背にして、ビックカメラ前の歩道橋を真っ直ぐ進むと目の前にビルが見えます。ちょっと変わった形のビルですよね。
美術館は損保ジャパンのビルの42階にあります。入口はこちら。
エレベーターで42階まで上がってから、受付でぐるっとパスを提示し、200円引きの800円で当日券を購入。
展示場前は少しスペースがあって、景色が楽しめました。新宿駅西口の様子です。京王と小田急のデパートが手前に見えますね。
右手奥の緑は
新宿御苑。その奥に
東京タワーの頭も見えてます。わかるかな~?しばらく景色を眺めてから入場しました。
最終日も近いので、平日だけど混んでます。昨日休館日だったせいかもしれないけど。
ベルト・モリゾは初期印象派の紅一点。画風はもちろん印象派のそれですが、題材のとり方とかがやっぱり女性を感じさせます。色彩も柔らかいし。あと、目線がその時代活躍していた男性画家とは違うかなぁって印象を受けました。実際、結婚してからは家族を描くことが多かったってこともあるんですけどね。娘を描いた『夢見るジュリー』とかアンニュイで良かったです。風景画もありましたが、この人は人物が入ってるものが圧倒的にいい気がします。
鑑賞後、下に降りたらエレベーター前は長蛇の列。スポンサーに日経新聞が入ってるし、そこでチケットもらった人たちかなぁ。早めに着いて良かったー。
私はすぐ出て来ましたが、1階には休憩所もありました。中央にはテレビもあって、皆さん熱心に見てたけど何やってたんだろ。
モリゾは『バルコニー』や『笛吹く少年』とか描いてるエドゥアール・マネと色々あったっぽいんですが、結婚したのはその実弟のウジェーヌの方だったりしますよね。何があったんだろう。別に何もなかったかもしれないけどさ。
なんかこー、そこはかとなく昼メロのかほり…。芸術家って、人生も波乱万丈。