楽しみにしていた京おどりを見て来ました。
公演は1日に3回で、私は1回目の12時半を鑑賞予定。お茶席付きのチケットを買ったので、開始45分前にやって来ました。開場までは15分あったんですが、微妙に行列が出来てます。
ちょろちょろしてから、ぼちぼち列に並んでたら、少し早目に開場したので中に入ります。この後お茶席へと向かいました。この先の階段を登った所が会場です。これが既に混んでてですね、少し並びました。中では舞妓さんがお点前してくれるんですが、舞妓さんが運んでくれるのは正客だけで、後は係のオバちゃんによる流れ作業。
お茶席では撮影禁止の貼り紙があったのでお菓子の写真が撮れませんでしたが、鶴屋吉信のお饅頭でした。お皿は持ち帰りOKなので、おうちでぱちり。ただ会場では、禁止にも関わらず写真撮ってる方が多かったです。品格の問題ですが、イベント柄年配の方ばかりだったのでなんか残念です。
なんやかやでお茶もお菓子もぺろりと平らげたので、いよいよ座席へ向かいます。先日席を取りに行った時に一番前を取ろうとしたら「見づらいよ」って前のおばあちゃんが教えてくれて、最終的に取ったのが前から3列目。ズーム無しでこの状態です。
相当近かったから、もうちょっと後ろでもいいかも。5~6列目辺りが見やすいのかなぁ。2階席も案外いいかもです。
さておどりですが、今回は60回目という記念回。『都風流輝耀花苑(みやこふうりゅうきようのはなぞの)』全七景です。では、第一景から。タイトルは「天磐戸開き(あまのいわとびらき)」。踊りは若柳流です。
合間に60回記念の挨拶を挟んで、第二景「嵯峨野菜花(さがのなのはな)」。女の子が菜の花畑できゃっきゃするおどりです(こんな説明どーなの)。背後の描き割りも景ごとに変わって楽しいです。
第三景は「鳥獣戯画譚(ちょうじゅうぎがものがたり)」。なんと台詞有り!珍しい~。背景の絵もちゃんと鳥獣戯画です。所々笑いも起きてて、コミカルな舞いでした。
続いては衣装が印象的な「寿花猩々舞(ことぶきはなのしょうじょうまい)」。
衣装も素敵ですが、踊りも見事です。そこはかとなく歌舞伎っぽい雰囲気。
畑中でお会いした小桃さんもここで発見です(写真右)。
続いて後半戦。第五景「名花の華扇(めいかのはなおうぎ」は、2部構成。1つ目は「宇治の船頭」。ベテランの姐さんによる、お色気たっぷりの一人舞でした。
2つ目は「伏見の酒造」。酒造りの様子を舞に表現したものです。
第六景は「祇園祭宵山(ぎおんまつりよいやま」。
バックの提灯の前で舞妓さんが踊ってます。舞妓さんは衣装が華やかでいいですね。
そしていよいよフィナーレ、第七景は「宮川音頭」です。初舞台の舞妓さん5人を含む、芸舞妓73人による総おどり。圧巻です。
花道にもずらーって並んで、桜舞散る平安神宮前にて(描き割りだけど)芸舞妓さんたちがおどる様子はちょっとしたファンタジーでしたよ。
それにしても、結構人数いるもんなんですね~。
これはしょうがないんだろうけど、私の斜め前の補助席に座ってたお兄さんがやたらデカくて、すっきり見えませんでした…。おにーさんは悪くないんだけど補助席のイスは少し高さがあって、補助席さえなければ全体がストレスなくみえたのになー。すっごい前の席だったのに残念です。
まあでもおどりは初体験ってこともあって楽しかったし、全体的には満足です。
あまりにもキレイだったので、ポスターの写真がプリントされたクリアファイルとかお土産に買っちゃいました。