今年の
七福神でも訪れた
品川神社は、
新東京百景の1つにも数えられています。実は、昨年の夏の終わりに一度お参りしてました。
龍のぐるぐる巻きついた鳥居をくぐって、このながーい石段をのぼると境内です。
普段は静かなもんで、境内では小学生がキャッチボールしてました。
お参りの前に狛犬拝見。私の好きな子だくさんタイプでした。
続けて、本殿にお参り。
右手には、ちょっとだけど稲穂も実っておりました。
まだ青くて、収穫まではもう少しかかりそうです。
右手奥には阿那稲荷(あないなり)。お稲荷さんなので鳥居がいっぱい。
神社内の末社の割に、上社と下社の二社制。手前の上社は天の恵みの霊が祀られています。
上が天とくれば、奥の下社は地の恵で間違いないでしょう。
更に下社には、「一粒万倍の泉」と呼ばれる霊水もあって、お金とか印鑑にかけるといいみたいです。鎌倉の銭洗弁天様方式ですね。
ちょっと奥まった所にあるけど、品川神社に来たら是非参拝して欲しいお稲荷さんです。
お稲荷さんでもお参りを済ませて、ぼちぼち帰ることにしました。さっき登って来た急な階段の手前には浅間神社があります。浅間神社といえば富士山信仰の中心。そうです。こちらには富士塚もあるんですね~。
品川神社の富士塚の入口は、この階段の中腹にあります。踊り場の右側に、階段がちょこっと見えてますね。
その前に、正面階段と浅間神社の間にあるこのカエルさんにもお参りをどうぞ。
品川神社は海上交通安全が御利益なんですが、近くに東海道もあることだし、旅人全般に効きそうです。
江戸時代に富士信仰が大ブームになった時、富士山まで行けない一般庶民が代わりに登ったものがこの「富士塚」。関東を中心に分布しており、東京にもまだ数多くの塚が残されています。富士山に似せて造られているのは勿論ですが、場所によって形が違って面白いです。ここの富士塚は「品川富士」と呼ばれています。入口はこちら。
入口付近には、役行者と足神様の猿田彦神が祀られています。
ちゃんと1合目から10合目までの表示もあります。まずは1合目。でもちっちゃいから、階段を3段のぼってすぐ2合目だったりします。
続けて3、4、5合目。
6、7、8合目。急になってきました。
9合目。頂上までもうすぐです。
頂上到着!って言っても…なんもないのね。
と思ったら、ちょっと下に祠みたいの発見。上からっちゅーのもなんですが、一応手を合わせて来ました。
見晴らしも良いですが、富士山が見えるはずの反対側は木が生い茂っていて遠くが見えません。その代わり、反対側には京急の電車が走る様子が見えます。
富士塚にも登ったので、お家に帰ります。
昔はこの辺りからも富士山見えたのかなあ?