一之舟入にて
舟まつりを見た後は、高瀬川沿いを歩いてお家に帰りました。
高瀬川は、江戸時代に角倉了以(すみのくらりょうい)・素庵(そあん)父子によって、京都の中心部と伏見の間の物資輸送の為に開削された運河です。そして今回歩いた区間、高瀬川は木屋町通沿いを流れています。
木屋町という名前は、高瀬舟が運んでくる材木の倉庫街だったことに由来するそうですが、現在では飲食街(ちょっとした歓楽街?)となっていて、予約の取れない人気店とかもあったりするようです。
川に面するお店にはテラスも多くて、お天気の良い日は気持が良さそう。
12時も少し回ったところなので小腹が空きましたが、ごはんを食べるほどでもなかったので、私たちには珍しくカフェに入ることにしました。入店したのは高瀬川沿いにあるこちら、休みの日は行列の絶えない
キルフェボン京都です。
屋内はいっぱいだったので、テラスでタルトを頂きました。
想像以上に大きいタルトでおなかいっぱい。
お腹も満足したので、川沿い散歩再開。
木屋町が飲食街になったのは江戸時代中期のこと。幕末の志士が密会とか潜伏とかしてたんだそうで、有名人がらみの名所や石碑なんかもあって歴史を感じます。でも近くには「焼肉・小倉優子」なんかもあって不思議な感じ。話には聞いてたけど、初めて見たよ…。
でもこの辺り、雰囲気あります。
これずーっと桜並木みたいだったから、お散歩は春がいいかも。
で、四条通過。
お店も、シブいのからおしゃれなのまで、まだまだ続きます。
あ、2階に犬。
こっち側は裏手にあたるのでいまいちどんなお店かわかりませんが、色々あって楽しいです。
映画のセットみたいにも見えるし。
どんどん歩いて、五条大橋に到着。
鴨川同様、高瀬川もこの下を通ってました。
飲食店も減って、住宅街みたいな感じになってきます。歌舞練場もあったので、花街なのかな?ちょっとダーティーな雰囲気もあります。また、途中に年季の入ったかるた屋さんなんかもありました。
七条通到着。
左折した方が信号近かったんですが、なぜか右の信号を目指してどんどん進むHさんを慌てて追いかけて、七条通を横断。再び東に引き返して、どんどん細くなる川沿いの道を南下します。
七条から塩小路までは川も蛇行していて歩きづらいです。そして私たちの散歩も塩小路通で終了。
フェンスが張ってるあると思ったら、工事中なんですね。
そんなわけで散策はこれで終了ですが、川自体も九条と十条の間で途切れています。
鴨川を挟んだその先は、東高瀬川と名前を変えて向島の手前で宇治川へと流れ込んでいるんですが、それはまた次の機会に。