今日は午後から天気が崩れるようなこと言ってたので、早めに行動開始。206番のバスに乗って、
知恩院に行って来ました。目指すは「知恩院前」です。
昨日は
バスでくぐった新門を、今日は歩いてくぐります。門前にあった「智慧乃道」という石碑が目に付きました。なんだろうこれ?
ここを真っ直ぐ進むと有名な三門に出ます。これがまたでっかいんだわ。
中央の扁額が畳2畳だか3畳だかの大きさだって昨日バスで言ってたなーなんて思いながら見上げると、上に人がいるじゃーないですか。
お坊さんみたいな人が扉を開けてて、一般人みたいな格好の人も後に続いてたけど、上って登れるもんなの?いいなー。
三門をくぐると、なんだかすっごい階段が見えます。
これ登れってかい…と少々萎えつつもなんとか登り切って、御影堂(みえいどう)のある境内に到着。
境内にはお庭が2箇所あるようです。
知恩院に来たからには見たいのが七不思議。境内には場所の案内が出てました。七不思議のある場所は他にもあるんですが、知恩院が一番親切です。
公開されているものは7つの内3つだけだそうです。とりあえずは現在地から一番近くて一番有名な「忘れ傘」を見るために、靴を脱いで御影堂へ上がります。
左甚五郎が魔除けのために置いていったという一説もある忘れ傘。正面右側に表示がありましたが、壁ばっかり見ててよく分からず仕舞い。帰って調べてみたら、「この上」って、真上のことだったのね…。すごく拡大したら上の写真でも確認出来ましたが、これはまた行かなきゃなぁ。
続けて御影堂の裏手に回り、一部が公開されているウグイス張りの廊下を確認。直接歩けるし、車イス用の道も付けられていて、お寺の配慮が感じられます。また、突き当りに七不思議の解説ボードがあるのも嬉しいです。
パネルとはいえ、非公開で直接見たかった七不思議の2つ、「三方正面真向きの猫」と「抜け雀」もこちらで見ることが出来て幸せ
。※写真はパネルを撮ったものです。お堂から降りる前に横の阿弥陀堂を見ると、桜が咲いているのが見えたので、次は阿弥陀堂へ行ってみました。
こちらのお堂の前には「結婚式してるから静かにしてね」みたいな看板が立てられていたので、そーっと桜に近づく私。
うーん、桜だねー。
ここで一旦三門に戻って、お庭を拝見することに。受付で2箇所の共通券を500円で購入し、まずは
友禅苑から見学しました。
もみじの美しいお庭を見た後は、横の女坂を上って再び御影堂へ。階段にはライトアップ用の照明がずらっと並べられています。そして、ここにも「智慧乃道」の石碑が。正面は男坂だったのか…。そーよね。お年寄りとかにはあの角度はツラすぎるもんね。
続いて、奥にある方丈庭園も見学。
庭園ではもみじを堪能しました。
方丈庭園の裏手には墓地があるんですが、そちらに千姫のお墓がありました。言わずと知れた、2代将軍・秀忠公の娘さん且つ豊臣秀頼公の奥様です。手前になんでテント張ってあるのかしら?
そしてそのすぐ後ろが濡髪大明神(ぬれがみだいみょうじん)。随分と色っぽい名前の大明神です。
奉納された提灯にはお茶屋さんみたいな名前がずらり。濡れ場を司るとかそういうのから、御利益は縁結びとなっています。人っこ一人いなかったけど、なんか効きめありそうですよ、ココ。
墓地を出て、勢至堂(せいしどう)へ。
こちらは法然上人の御廟エリアです。納骨堂でもある紅葉の美しい御廟や、法然上人入滅の時に紫雲水が現れたっていう言い伝えのある場所があったりします。紫雲水っていい匂いがするそうですが、どんな匂い?
この辺は本当にお墓ゾーンのようで、御廟を出た所にこんな道しるべが。お隣の青蓮院も関係があるんですね。
お墓は関係者以外立ち入り禁止なので、これまたすごい傾斜の階段を降りて御影堂へ戻ります。
ここも紅葉がとてもきれい。
最後に、円山公園側にある大鐘を見て来ました。また階段が…。
しかしこちらの鐘は、東山の
方広寺、奈良の東大寺と並ぶ日本三大梵鐘の1つ。見ないまま帰るわけにはいきません。除夜の鐘でも有名な大鐘はこちら。
鐘も見たので、再び男坂を降りて三門へ。これー。この階段すごいでしょっ。
三門を出た私は、青蓮院へ向かうべく北へ足を向けました。途中、閉鎖中の黒門前にて最後の公開七不思議の瓜生石を確認。
忘れ傘がどーしても納得いかなかったので、帰りに京都駅の伊勢丹のデパ地下でついこんなもの買っちゃいました。
大原女屋さんの最中、その名も「忘れ傘」。こしあん仕立てでございます。